経営 その53 〜 ロジハラ。

daily1 商い。

正論ばかりつきつけて不快を誘う現象を「ロジハラ」と呼ぶらしい。
ロジックとは適材適所で提示して、前向きに理解してもらわなければそもそも無意味。

そのロジックの価値は、ロジカルシンキングを免罪符として、マイナスに振り切れるしかない。

現実解。

ロジハラって、ただ単に文脈やコミュニケーションが読めず、仕事が全くできていないだけなんだよね。
ロジカルシンキングというのは、あくまで物事を見定めるための最低要件や材料である。
問題解決で論理ばかりを振りかざす人は、自分や他人の心情の観察をサボっているだけだ。
非行や不義理に走った人が、論理で正当性を振りかざしたところで、誰からも信用されない。

そもそも、目の前の相手を喜ばせることの価値は、論理と心情の両面から成り立っている。
つまり、人の心の機微を捉えられない問題解決など、成立しようがないんだよね。

論理的・ロジカル…という発想ばかりを常日頃から扱い続けている仕事は、
ロジックに飲み込まれ、知らず知らずのうちに価値を下げてしまう状況に要注意。
「ロジハラ」とは、実力不足に名前をつけただけ。

追記。

ロジハラの本音は、例外なくロジックの裏に隠れた「感情」だと認めれば、非常にわかりやすい。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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