正論ばかりつきつけて不快を誘う現象を「ロジハラ」と呼ぶらしい。
ロジックとは適材適所で提示して、前向きに理解してもらわなければそもそも無意味。
そのロジックの価値は、ロジカルシンキングを免罪符として、マイナスに振り切れるしかない。
現実解。
ロジハラって、ただ単に文脈やコミュニケーションが読めず、仕事が全くできていないだけなんだよね。
ロジカルシンキングというのは、あくまで物事を見定めるための最低要件や材料である。
問題解決で論理ばかりを振りかざす人は、自分や他人の心情の観察をサボっているだけだ。
非行や不義理に走った人が、論理で正当性を振りかざしたところで、誰からも信用されない。
そもそも、目の前の相手を喜ばせることの価値は、論理と心情の両面から成り立っている。
つまり、人の心の機微を捉えられない問題解決など、成立しようがないんだよね。
論理的・ロジカル…という発想ばかりを常日頃から扱い続けている仕事は、
ロジックに飲み込まれ、知らず知らずのうちに価値を下げてしまう状況に要注意。
「ロジハラ」とは、実力不足に名前をつけただけ。
追記。
ロジハラの本音は、例外なくロジックの裏に隠れた「感情」だと認めれば、非常にわかりやすい。
..遠藤武