別ルートを確保して、既存のルートと比較する。
その余裕を残しておけば、足元をすくわれる率がグッと下がる。
バイパスと考え方は同じだ。
現実解。
新規事業に乗り込むとき、既存の成功体験を省みるといい。
飲食店で成功しているなら、なぜ自分の店舗が成功しているかを探る。
かつプロとして、どうやったら自分の店舗が失敗していたかも探る。
他に参入したい分野が、保険の代理店かもしれないし、
あるいは電気やガスの小売かもしれない。
いずれにせよ、販売・マーケティング、オペレーション、
ITシステム、事務、コスト管理…という仕組みは、
どのようなビジネスにも共通している。
もっとも、人力でこなせてしまう分野なら、
これらのどれかが欠けている可能性は非常に高いけれど。
失敗パターンは、この欠如に気づかなかったという準備不足が全てだ。
自分の成功体験の別ルートを探り、
自分の成功体験に欠けている要素を探り、
敢えて歴史にif(=もしも)を持ち込んで、
別ルートを作ればいい。
それくらいの工夫で、余裕が十分つくれるんだよね。