・前提となる企画や物事の作り込みに、不足がある
・企画を持ち込む人と持ち込まれる人に、実力差や温度差がある
・自分の力不足や知識不足が、そのまま反映されている
退屈な交渉がたびたび生じるとしたら、
まずこのような「不足」「差」を疑ってみよう。
このときの交渉が、極めて面白くないのは、
無理解や実力不足を押し付けられるためだ。
取引の規模の大小を問わず、良い交渉とは、
ちょっとしたタイミングの調整程度にとどまる。
お互いの理解と実力が同じレベルであるためだ。
退屈な交渉材料が度々出てくる場面とは、
何らかの不満を抱えながら取引することに、
原因があるんだよね。
現実解。
「これだ!」と思える物事や要素だけに注目し、
粛々とチカラをつけて、堂々としていよう。
そうやって、レベルの合わない相手と関わらないだけで、
交渉事は、ちょっとした最終調整のみに持ち込める。
企業の予算や納期のレベルでも、個人の恋愛のレベルでも、
全く同じことが言えてしまうことに注目してみよう。
中途半端な相手であれば、どこかで我慢や無理が生じて、
必要のない交渉や、時としてひどい争いが生じてしまう。
これは人間関係の常だよね。
..遠藤武