経営 その14 〜 当事者意識。

daily1 商い。

経営にせよ仕事一般にせよ、
「当事者意識を持て」
とは、言われ尽くして今更感がある。

それなのに、当事者意識を持たず、
意見を出したり引っ込めたりして、
脇役に隠れるようなセコい人は、
どこからどう見ても、消えていく様子などない。

そもそも、細部と全体像の両方を自発的に掴もうとする、
積極的な立場でなければ、当事者意識など持ちようがないのである。

ライセンスのある専門職になぞらえるならば、
医師や弁護士や公認会計士くらいの総合的な知識がなければ、
細部と全体像の両方など、掴みようがない。

これらの専門職が絶対に有利だと言うつもりもないが、
中途半端な脇役ではないという点は、揺るぎない事実である。

また「知識低い系」のままで居続けると、
「意識高い系」で一生を終えてしまうケースは多数ある。
いくら目立っていても、「知識低い系」であれば、
当時者意識を持ってもただただ邪魔なだけである。

これを悪化させると、お金を持っていても、
知識や知恵がないばっかりに全く尊敬されない現象が出てくる。

当事者意識があろうとも、
自由も基本的人権も知性もないがしろにするのであれば、
それは暴利を貪っているだけにしかならないためだ。

現実解。
つまるところ、当事者意識の質を上げていくには、
隠れても埋もれても、決してセコくならずに、
真っ正面から知識と知恵を磨いていくことに尽きる。

仮に瞬間的にお金をケチっても、知識をケチらずにいれば、
健全な当事者意識が持てるんだよね。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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