経営 その28 〜 ゼロイチ。

daily1 商い。

新規事業立ち上げの難しさは「学びそびれる」という要素につきる。

具体的に言うと、
・頭を使って矢継ぎ早に行動していない
・顧客とコストを掴みきれていない
・この2点について経営者が無頓着だ
という点に尽きる。

率直に言うと、これは単なる準備の有無に過ぎない。
ある程度頭が回せて行動ができる人が、物事を上手く運ばせられる理由には、
行動から学ぶ甲斐性が、準備されているためだ。

あとは顧客を掴み、コストを下げ、一連の流れを仕組み化するだけである。

どんな組織であろうと、非ゼロイチの事業会社は、この仕組みを構築している。
従業員の質が仮にダメダメでも事業が回るのは、
組織という枠内限定で、的確に仕組みが作り込まれているためだ。

これを先行者利益の一種と言い換えてもいい。

先行者利益のない状態では、この仕組みを、
「回せるか回せないか」「組めるか組めないか」
という点に着目する必要がある。

この明暗は、高速かつ抜本的に学べているかどうかにかかっている。


現実解。
学ぶことについて、ブックスマートかストリートスマートかは、一切関係ない。
ゼロイチで組織を作るとき、時間の感覚がスローであるなら、
自滅コースを歩んでいるという点をまず強烈に意識するといい。
やる物事とやらない物事を、さっさとチームに腹落ちさせて行くことがすべてだ。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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