ヘナチョコは、助言をもらっておきながら、現状維持の言い訳をする。

daily11 スモール分析。

「赤字です…」とか「集客できません…」という悩みをストレートに聞くことの多い立場として言おう。

これらの悩みが解決しない理由は「試行錯誤してもうまくできなかった」ことではない。

助言した内容を「やっていませんでした…」と、試しもせず放置した現状維持が失敗の理由である。

 

「そんな、ウソでしょ?」

そう思うかもしれないが、ウソではない。

立場上、知っているは、一定規模以下の社長だとこういう「現状維持」の失敗が頻発する。

具体的に挙げよう。

「高額契約した経営者さんと、数ヶ月に1回軽くでいいのでお悩みを聞くミーティングをオンラインで持ってくださいね。ハードルが高いなら私も一緒に手伝いますよ」
→「普段通り過ごしていたら、全く話せませんでした…契約更新できませんでした…」

泣くに泣けないが、衰退産業ではない場合でも、ヘナチョコはこのような行動不足をしてしまうのである。

 

ふりかえって、あなたはどうだろう。

助言を後手に回していないだろうか。助言ではなくとも、行動を後手に回していないだろうか。

後手が全て悪手だとは言わないが、物事は後手に回すほうが時間の逸失があり、よほど絞らないと戦略も行動も難しくなる。

上位1%より更に上の圧倒的な強みが現にある人が、何か意図を持ってそうするならばそれでいい。

この場合、その人は独立して執筆の企画があっさり通るとか、研究や開発やビジネスで30代までに規模がキラータイトルになる実績を叩き出したレベルである。

仮に話題がキャリアや就活やアカデミックポストや、サラリーマンや受験生の場合、その人にはキラータイトルはない。そのため、つべこべ言わず行動し、さっさとキラータイトルを作るのである。

 

現実解。

現状維持せず、意味のある行動を重ねるだけで、レベルは上がる。

大多数はこれができていないもの。

boxcox.net、遠藤武。

 

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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