「赤字です…」とか「集客できません…」という悩みをストレートに聞くことの多い立場として言おう。
これらの悩みが解決しない理由は「試行錯誤してもうまくできなかった」ことではない。
助言した内容を「やっていませんでした…」と、試しもせず放置した現状維持が失敗の理由である。
「そんな、ウソでしょ?」
そう思うかもしれないが、ウソではない。
立場上、知っているは、一定規模以下の社長だとこういう「現状維持」の失敗が頻発する。
具体的に挙げよう。
「高額契約した経営者さんと、数ヶ月に1回軽くでいいのでお悩みを聞くミーティングをオンラインで持ってくださいね。ハードルが高いなら私も一緒に手伝いますよ」
→「普段通り過ごしていたら、全く話せませんでした…契約更新できませんでした…」
泣くに泣けないが、衰退産業ではない場合でも、ヘナチョコはこのような行動不足をしてしまうのである。
ふりかえって、あなたはどうだろう。
助言を後手に回していないだろうか。助言ではなくとも、行動を後手に回していないだろうか。
後手が全て悪手だとは言わないが、物事は後手に回すほうが時間の逸失があり、よほど絞らないと戦略も行動も難しくなる。
上位1%より更に上の圧倒的な強みが現にある人が、何か意図を持ってそうするならばそれでいい。
この場合、その人は独立して執筆の企画があっさり通るとか、研究や開発やビジネスで30代までに規模がキラータイトルになる実績を叩き出したレベルである。
仮に話題がキャリアや就活やアカデミックポストや、サラリーマンや受験生の場合、その人にはキラータイトルはない。そのため、つべこべ言わず行動し、さっさとキラータイトルを作るのである。
現実解。
現状維持せず、意味のある行動を重ねるだけで、レベルは上がる。
大多数はこれができていないもの。
boxcox.net、遠藤武。