「ビジネスパートナーとの関わり方や、ちょっとした人付き合いで、迷ってしまって疲れることが多くあります。コツはなんでしょうか?」
ビジネスパートナーとの座組みも、日常的な人付き合いも、お互いに「えこひいきして許しあえる」という視点が第一です。
そうすれば、そこに向上心が生まれます。
要は、相手に長所があり、そして短所もあり、そのどちらも愛してあげられることが大事ということです。向上心の出し方のひとつです。
もちろん、そもそも無礼であったり、そもそも実力がなかったりするのは話になりませんね。
向上心などなく、友達になる気すら起こらないでしょう。
あるいは、実力があっても、センスがあっても、どこかで品が悪かったりするのは、関わり続ける意味がありません。我慢して関わると、いつか耐えきれなくなって爆発します。
恋人や配偶者であれば、この先のプラスのイメージがなく、別れの原因になるでしょう。
決して無理に気に入ってあげようとするのではなく、「バカなところも弱さもあるけど、それも含めてこの人の良さや強みであり、自分は好き」と、自然と認めて即答できる相手が一番です。
自然と認められる相手を見つけるには、自分で自分のことを自然と認めてやる必要があります。
自分で自分に対し「バカなところや弱さもあるけど、それも含めて自分の良さや強みであり、自分は好き」と、自然に語りかけてやるのです。
自己嫌悪ばかりに陥っている人には、似た人がやって来ます。他方、自分で自分を認めている人には、似た人がやって来ます。
えこひいきして許しあえるというのは、お互い助け合えるということであり、お互いを伸ばし合える向上心の関係です。
現実解。
ボキャブラリーやメンタルや思考に見合った人が、そのまま階層を形成します。
我慢ばかりして苦しむ人、素直に自分を出す人、どちらもそれぞれのコミュニティがあり、お互いに接点はありません。
ビジネスパートナーのレベルが低いとか、人付き合いが苦手というのは、そもそもあなたがそのような階層にいると疑ってみると良いのではないでしょうか。
ふらりとこのデイリーレポートに行きついて読むような方は、迷って迷って迷いながらも向上心があります。
思い切って自分の環境を、小さくパッと変えられる範囲から、変えてみると良いかもしれませんね。
「この言葉を使うのはやめよう」「あの人と過度に関わったりいちいち気にするのはやめよう」という、誰にも気づかれない範囲からでいいのです。
向上心は、見えないところからジワジワと、自分だけがニヤニヤしてわかる「ひっそり感」が楽しいのです。
boxcox.net、遠藤武。