仕組み化もデータ分析も、一般に難しいとされているが、
なぜそれが難しいのかというと「声なき声を浮き彫りにする」ためだ。
データ分析の技術習得の難易度もさることながら、せっかく習得した技術について、
単なるオペレーターとして使われる側に回るケースが多数派ではあるが、
それだけでは人月ビジネスや人売りや工事でしかない。
そうではなく、技術を用いる本質は「声なき声から本音をひっぱり出して形にする」ことにあるのだが。
現実解。
商習慣や雇用慣行が理由で、自由な発想についついフタをしてしまうケースは後を絶たない。
声なき声を、既存の習慣や慣行など抜きに、自由に浮き彫りにして形にできる素朴な懐疑心があると、
仕組み化もデータ分析もいっそう強烈なまでに実力を高めてくれる。
ボックスコックスネット、遠藤武。