仕事で取り組む分野は、最低でも上位1%以内に滑り込んでおく必要がある。
そうでなければ、上位互換されて埋もれてしまうか、自滅して衰退を余儀なくされるまでがオチだ。
「研究職のポストに年功序列要素が残るから、実力主義でありながら、本質は研究と同じという外資戦略コンサル会社に行った」
という実力者が過去にいた。
その人は学部卒業後すぐに助手として研究していた立場から、
外資戦略コンサル会社に転じており、
年功序列要素の薄いテクノロジー系分野を狙って、勝ちを納めている。
これは、上位1%以内で活躍するという発想の典型例だ。
きれいごとを抜きにしよう。
勝てないなら、やる意味はない。
勝てていれば、その分野が自ずと面白くなり、本当にやりたかったことにつながる。
現実解。
自分の実力や実績を、横展開する。
自分が確実に楽勝し、横綱相撲を取る。
そのための土俵づくりが全てであるからこそ、
まずは「上位1%」として楽勝できる要素を確保するのだ。
追記。
もしキャリアで競技種目を絞るのが難しいなら、シンプルに考えよう。
100人に1人という立場になればいいのだから、義務教育で同学年3クラスあるうちのトップを想像するといい。
まずは上位1%が下限であり、無理に勝とうとしなくていい。
例えば「周囲の10人の中でイラストを描かせたら随一」と「周囲の10人の中で足腰が強い」の複数を組み合わせてハードルを下げれば、
「あちこちに足を運んで取材できるイラストレーター」として勝てる土俵のタネになる。
ボックスコックスネット、遠藤武。