壁を超えようとして、嫌な思いをしたり、徒労に終わることがある。
その理由は「コントロールできる要素とできない要素の切り分け」が、
足りていないからに他ならない。
そもそもだが「何をどう頑張っても無理な物事」は必ず存在する。
これは善悪を超えており、事実をありのまま受け入れるしかない。
例えば、入学試験の日に風邪をひかないようにするという対策や、合格最低点を取るための淡々とした創意工夫という要素はコントロールできるが、
当日の試験内容がベーシックなものなのか、一風変わったものなのか、平均点がどれくらいかはコントロールできない。
前者はしっかり対策をしておき、後者はあまりカリカリとしないことが大事である。
これは商談やビジネスも同じであり、お客様となるターゲットの設定は必ずコントロールできるが、
どう頑張ってもやる気のない人やターゲットではない人を無理やり顧客にすることはコントロールできない要素だ。
この切り分けが足りずに行動するというのは、文字通り分析が足りないため、
事実をありのまま受け入れられない頑固者や未熟者なのである。
現実解。
コントロールできない要素は、どのみち超えられない壁なので、極力距離を置く。
その分、自分にコントロールできる要素でToDoを作って活躍し、あっさり壁を超えていけばいい。
ボックスコックスネット、遠藤武。