学ぶときは、ちょうどいい壁に切り分けていく。

daily14 壁。

壁があることは、悪いことばかりではない。

超え甲斐のあるちょうどいい壁を超えていくことでしか、

人間は成長しないようにできているのだから。

 

特に受験勉強や、大学入学後の学びは、一定レベルの壁を超えていくことが求められる。

もちろんだが、いきなり高い壁に挑んで歯が立たないというのは、やらないほうがいい悪手だ。

だからこそ、ゴールから逆算した切り分けが重要である。

超初歩のレベルから入ったり、基礎を徹底して固めることが定石なのは、切り分けの一環だ。

飛びやすいハードルに切り分けていけば、勝ちグセをベースに目標を達成しける。

ビビってあまりに簡単なレベルばかりだと成長しないし、

あまりにも心理的に難しすぎると途中挫折してしまうから、

この切り分けが全てなのである。

 

これは試験対策に限った話ではなく、大学での学びや、研究やキャリアでも同じである。

ゴール設定から必要な内容を逆算し、切り分けて進めるところまでは全く同じで、

ここに既存の先行事例にはない要素を狙っていく発想が加わる。

とはいえ、何がなんでも斬新な発想である必要は必ずしもなく、

「枯れた技術の水平思考」のように、既知の当たり前を横展開していく工夫で構わない。

要は勝ちパターンの横展開であり、組み合わせや別解で新たな切り口を狙えばいい。

特にキャリアの悩みは、同じ組織の別な部署にいる人からすれば当たり前の知識が、

たまたま自分にとって未知のケースというのは多いため、

経営層や起業・独立を狙うなら、

「経営層が当たり前のように持つ目線は何か?」

「独立してうまくいく人が当たり前のように持つ目線は何か?」

を意識するといい。

 

現実解。

壁を超えていくには、目の前の事実を切り分けて、

「自分にとって超えやすい壁」に変えていくことが重要だ。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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