既に知れ渡っているので、明確に言い切ろう。
特に営業分野のように、入り込むハードルが低い場合、出口で大活躍が求められる。
ソルジャーである営業マンの場合、最低でも何らかの切り口で日本トップでないならば、実績があるとは言い難い。
これと似た構造は、ほかに数多くある。
SES(技術者派遣)の場合、最低でもそこから外資IT企業やメガベンチャーに移るのでないならば、実績があるとは言い難い。
塾講師や予備校講師の場合、最低でも商業出版の著書があるとか、動画コンテンツが役立っているのでないならば、実績があるとは言い難い。
ここからハードルは上がるが、コンサル会社やM&Aアドバイザリーの場合、社格が高い外資コンサルやその系譜のブティックファームでない限りは、営業面でダントツトップでないと実績があるとは言い難い。
この理由は、入口が比較的お手軽な場合、圧倒的な実績が出口で求められるということである。
「やった!これは穴場だ!」と思えるような入口は、思いのほか入ったあとの壁が高く、
入口の壁が高い場合は、その段階で実績として納得される事実があるのだ。
現実解。
成長しようとして四苦八苦している場合、そもそも土俵を変えてしまったほうが楽なケースがあるが、
それは上記のように入口の時点で不利を被るケースがあるからである。
確実に勝てる立場を取りに行きたい場合、ちゃんと壁を乗り超えた自分の実績を棚卸しして、
それを横展開するほうが早いケースが多々あると、覚えておこう。
ボックスコックスネット、遠藤武。