単に壁を超えようとすると、どうしても大変だというケースがある。
この場合、無理に壁を超えるのではなく、一旦放置してみるのも手だ。
その分、得意技で大活躍していれば、いつの間にか壁を超えるケースなど多々ある。
私の場合、商業執筆と商業出版をやりたいと思っていた矢先、とても有利な連載があっさり決まってしまったのが3年前である。
つながりから実力を認められ、時流に乗っていたことによるものだが、企画書は1枚どころか1文字も書いていない。
私のための企画となる、データ分析と仕組み化を掛け算した連載の場が、そのまま用意されていた。
しかも、私が20代後半で投資価値評価の新規事業を立ち上げる際、さんざんお世話になった上場出版社である。
自分の名前をひっさげる上で、これ以上の有利な土俵はどこにもないと確信した。
自分の得意技で活躍した結果、あっさりと壁を超えてしまったのだ。
当時は独自商材が売れ始めたので、頑張って企画を作り出版社10社や20社に送付することも考えていたのだが、
その必要など一切ない最高の空間ができたことに、ご縁の不思議なチカラを感じた。
つまるところ、自分で解決しようとしても超えられない壁は、実力あるもの同士で誰かに導いてもらうことも大事なのである。
現実解。
無理に自力で壁を超えようとするより、信頼できる他力を使うほうが、とてつもない効果があるケースは数多い。
ボックスコックスネット、遠藤武。