成長のための、格差の扱い方。
格差の存在を素直に認め、感情的なマウンティングや卑屈に走らない。
格差には、必ず矛盾点やデメリットがついて回ると知る。
矛盾点やデメリットのない格差は、そもそもフィクションだと腹落ちする。
楽しく学び続け、楽しく行動し続けることが、
格差を超えることの基本であるが、
上記のような格差そのものの扱い方を知っておくと、
いちいち格上・格下を巡る言論に感情を乱されずに済む。
優等生というだけで歩んでしまった失敗のないルートや、
コンプレックスの裏返しだけで果たしてしまった成り上がりは、
後々でとんでもない失敗を引き起こしてしまう。
官公庁務めを経て役職をもらい、50〜60歳を回って天下りした先で、
経営の不備をその組織の発起人にしつこく噛みつかれて胃を痛めることが、
格差の上位だと本当に言えるだろうか。
無学から経済的に成り上がったものの、お金以外は誰からも尊敬されず、
取り巻きに対して頭悪く見栄を張りつつ、私生活は不健康でいる人が、
格差の上位だと本当に言えるだろうか。
どんな人や物事にも、必ずこのような矛盾がある。
それを真正面から直視してこそ、自己愛を保てるのである。
これは成長の基礎を保つために必須の視点だ。
他人のアラ探しや貶しに走らず、
純粋に「人の振り見て我が振り直せ」を積み重ねて、
自分で自分の成長を作ることに集中できるんだよね。
..遠藤武