勉強が、行動をパターン化させてしまうことが原因だ。
ただ与えられた課題をこなすだけだったり、
ただ誰かが作った問題を解くことは、基礎の習得段階では良いにせよ、
ずっとこれだけこなすと失敗から学習することができず、
行動が狭められてしまうのである。
また「活躍」とは、相対的に他の人より目立った実績を残すことにあり、
・所与の競争で勝ち続ける
・負けや失敗をヒントに誰もやっていないことを果たす
かのどちらかで成立する。
単に誰かが作った問題を解くだけでは、
所与の競争に明け暮れるのみで、
「誰もやっていない自分だけの問題提起から動く」
という発想が、どうしても欠けてしまう。
これでは、競争を強いられるだけで、
別ルートを作って活躍することが出来ない。
今まさに「失敗した」と実感している人は、
パターン化からはみ出して活躍するための、
昇格テストを受けているのである。
失敗から、既存の問題を再定義したり、
そもそも誰も目を向けていなかった問題に目を向けることが、
「別ルート」からの活躍に必須だ。
むしろ、ものすごい失敗から学ぶほうが、
かえって世間から「第一人者」として認められてしまうんだよね。
..遠藤武