ダメな組織には、どんな特徴があるか。そこからどう学べばいいか。

daily2 素朴な疑問。

一言でまとめるなら、
「嘘やごまかしで物事を解決しようとする組織」
という特徴につきる。

例えば、事実を伏せて時間を引き延ばそうとしたり、
過度にお金を持っているように見せたりと、
「本来小さいはずの物事を大きく見せる状態」が当てはまる。

また、馴れ合いや恐怖心で現場の状況が適時かつ円滑に伝わらず、
結果的であれ意図的であれ嘘やごまかしを招き、
「マネジメントが事実上機能していない状態」も当てはまる。

これは、単なる大ホラ吹きのことではなく、
組織が持ってしまった体質の問題である。

この前提には、
・経営者や組織の知識・スキル・資金不足のごまかし
・上意下達による組織内政治や私利私欲の蔓延
・多様性に対する許容の欠落
という、一言で表すなら「無責任」と言える状況が現れている。

現実解。
こうなってしまうと、まずマイナスの状況をゼロに持ち込むべく、
一挙手一投足から徹底的に変える必要がある。

あなたがいち従業員であるならば、
そのような組織には何が何でも関わるべきではない。

また、当然のことではあるが、
あなたが経営トップや管理職であるならば、
その立場を今後継続できない状況であることもお忘れなく。

ありのままに言ってしまうと、このような状況下では、
組織は破綻する以外にないどころか、
そのうち逮捕者や人死にが出かねない。

組織であれ個人であれ、一挙手一投足を変えるためには、
該当の組織や事業からダメなものを切り離し、
実情から痛切に学び直す以外にない。

無責任の対極にある責任感とは、そういうことなんだよね。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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