一言でまとめるなら、
「嘘やごまかしで物事を解決しようとする組織」
という特徴につきる。
例えば、事実を伏せて時間を引き延ばそうとしたり、
過度にお金を持っているように見せたりと、
「本来小さいはずの物事を大きく見せる状態」が当てはまる。
また、馴れ合いや恐怖心で現場の状況が適時かつ円滑に伝わらず、
結果的であれ意図的であれ嘘やごまかしを招き、
「マネジメントが事実上機能していない状態」も当てはまる。
これは、単なる大ホラ吹きのことではなく、
組織が持ってしまった体質の問題である。
この前提には、
・経営者や組織の知識・スキル・資金不足のごまかし
・上意下達による組織内政治や私利私欲の蔓延
・多様性に対する許容の欠落
という、一言で表すなら「無責任」と言える状況が現れている。
現実解。
こうなってしまうと、まずマイナスの状況をゼロに持ち込むべく、
一挙手一投足から徹底的に変える必要がある。
あなたがいち従業員であるならば、
そのような組織には何が何でも関わるべきではない。
また、当然のことではあるが、
あなたが経営トップや管理職であるならば、
その立場を今後継続できない状況であることもお忘れなく。
ありのままに言ってしまうと、このような状況下では、
組織は破綻する以外にないどころか、
そのうち逮捕者や人死にが出かねない。
組織であれ個人であれ、一挙手一投足を変えるためには、
該当の組織や事業からダメなものを切り離し、
実情から痛切に学び直す以外にない。
無責任の対極にある責任感とは、そういうことなんだよね。
..遠藤武