群れる人と群れない人。

daily3 解釈。

仮に独立していても、実績があろうとも、

野鳥のように群れて、

ピーピー騒ぎ立てるのは、その他大勢の証だ。

 

不安になって騒ぐとしたら、

自分の見たくないところを薄めて隠すために、

手近で群れて、饒舌や暴言でという鳴き声で、

ピーピー騒いで威嚇するということ。

変に攻撃的でいるというのは、

組織も町中のチンピラもSNSユーザーも、

全て不安をごまかしているんだよ。

 

生き物の本能として、

捕食されず生き延びる確率が高まるから、

そうして群れているというだけ。

不安は「命の危険があるぞ!」と、

脳が教えてくれているとは、

よく言ったものだ。

 

人間にとっての不安は、

交通事故に遭う直前とか、

凶悪犯罪者が近くにいるとか、

肉体の危険が迫った時でない限り、

気にしないほうがいい。

それ以外は「メンツの危険」だ。

 

安居酒屋や行列で、

多数が群れて騒いで、

間接的に生き延びたフリさえすれば、

「メンツの危険」を消した気になれる。

そこに知性も行動もないけれどね。

 

組織の話。

マネジメント側に、

決断力と言行一致と、

時間の余裕がなければ、

群れるスタッフや、群れる外注先から、

ピーピー騒ぎ立てられ舐められ陰口を叩かれ、

プロジェクトは全て頓挫します。

例外はありません。

売上高兆円単位の大企業をクライアントにした際の仕事や、

複数の外資企業や大手企業の経営の内情から痛感した事実がこれだ。

 

実のところ、企業だろうとSNSだろうと、

知人や友達関係だろうと、本質は同じだ。

その場に人が3人居続ければ、

常に起こりうることなんだよね。

 

逆に、孤独に淡々と、

アップデートし続けていれば、

こういう腐敗や頓挫は起こらない。

混沌を得て元ネタにして、

シンプルに削り出していけば、

自ずと群れる必要などない。

 

研究やビジネスが際立つのは、

まず自分が生を受けた事実を活かすことと、

その過程で得た強みの成長だ。

成長の過程は、必ずと言っていいほど、

「混沌→シンプル」を経ていく。

自分が生を受けた事実は、

確かに混沌としているが、

その事実の直視があって、

初めて成長できるのだ。

混沌と群れて、

弱みを認めないというのは、

結局群れているだけだ。

 

群れるか群れないか、

その選び方たったひとつで、

あっという間に大差がつくので、ご注意。

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遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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