「話をしないとわかりません。」

daily4 方法論。

この言葉は「私は話をしても理解する意図もスキルもありません」という自己紹介だ。

実力の差から少しでも学ぶ気があれば、相手の背景と言葉を一瞥して、

「理解できないということは格が違うから、その場で学ぼう」と一発で納得する。

 

現実解。

実力があり、本気である人は、
「話をする心理的なメリット」
を相手に呼吸するかのようにプレゼントできる。

私は時間のムダをなくすために、
相手に絶対に時間のプレゼントをする。
私の書いたものを読む時間や、
私と会う時間を、1秒でも多く、
自分の成長に仕向けてほしいからである。

また、私が本気で接すると思った人とだけ、
一対一で会うことにしているからでもあり、
「こりゃ意味ないな」と思った依頼は、
完全に無視することにしている。

そうやって無駄をなくすことでしか、
根本的に本気で成長できないのである。

 

このように考えを巡らせて行くと、
単に即物的・金銭的なメリットではなく、
「相手が利害抜きについ本気でワクワクする話」
さえ出せれば、実はメリットにつながるどころか、
出した側にもメリットが出てしまう。

本気とはこういうことである。

「話をしないとわかりません。」
そう軽々しくクチにする人は、
残酷だがいくら話をしても一生わからない。
これは時間を無駄にして日常を過ごしているのであり、
相手の時間にメリットを創れておらず、
ということは学びもせず成長もしない。

要は、本気でも何でもない価値観しか、
持ち合わせていないということである。

 

「話をしないとわかりません。」
とは、口先に逃げて、
目の前の相手に責任転嫁していることに、
全く気づいていない残念な立ち居振る舞いだ。

本気ではない、とは、こういうことだ。
そういう人はデイリーレポートを絶対読まないけどね。

もしデイリーレポートを読んでくれているのなら、
ぜひそのような残念な人から、一瞬で学んでほしい。

もし本気ではない残念な人が、
偶然デイリーレポートを読んで気づけたなら、
その日は本気で成長した記念日だよ。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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