「ビジョンとは何ですか?」
そう問われたら「同じ舞台や画面を、一緒に観ることだよ」と即答している。
物事の方向性とは、一緒に観て初めて、すり合わされる。
現実解。
「自分(の会社)にはビジョンがある。」
そう言えるにも関わらず、ビジョンが共有出来ていないなら、
まずはビジョンを具体化・言い換えしていけばいい。
そのためには、目先の感情を共有する、シンプルな臨場感からのみ、
ビジョンは共有されると理解しておこう。
同じ舞台や画面を観ていて、明らかに「ブラボー!」と熱狂的に叫んでいい場面にも関わらず、
喜劇やコントを観ているように笑ってしまうような人は、
よっぽど偏屈である人はさておいて、きっと一般に非常に少ない。
ビジョンの共有とは、そのように明確にわかりやすいことが必須なのである。
それが企業のクレド(理念)であろうと、
それが想い人や家族との絆を結ぶ言葉であろうと、
論点はいずれも同じだ。
「なるほど!」という腹落ちを伴い、
他人の行動をいざなうインパクトとは、
同じ舞台を一緒に観る臨場感から始まるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。