とにかく小さく創ること。
最初から完璧を目指さないこと。
仕組み化は、創業物語と同じ。
現実解。
マネジメントで苦しむ経営者さんは、
スタッフさんに再現性の高い仕事を、
着々と行ってもらう必要がある。
そのためには、まず事実を素直に認めよう。
事実として、経営者さんの実力を1万としたら、
圧倒的多数のスタッフさんの実力は、1しかない。
「こんなこと、出来て当たり前でしょ?」
という視点は、創業物語を創った少数派の特権である。
仮に「出来て当たり前でしょ?」を実現して、
自分でスイスイ学べるとしたら、そのスタッフさんは、
あっさり他に引き抜かれるか、独立してしまう。
「出来て当たり前」が出来ない、
圧倒的多数の人を雇うしかない場面なら、
現在の実力や学歴は低くても構わないから、
最低限「素直」「国語力」があることに着目しよう。
やってもらう仕事は、
1つ1つのタスクを15〜30分に切り分け、
A41枚にまとめてワークフローを創ればいい。
15〜30分のタスクが7つぐらいになるようにしよう。
タスクとは「具体的にやること」だ。
小学校3〜5年生が分かる日本語で書き表し、
15〜30分に切り分けたタスクを、
淡々とこなしてもらうようにすればいい。
「できない」のではなく「仕組みがない」だけである。
A41枚の「完成度60〜70%」で、仕事が回りだす。
書く文化を創るだけで、頭の回転が良くなっていくのである。
ワークフローについて、経営者さんが確認する際、
「足りていない要素」を、やさしく淡々と付け足し、
「やってはいけないこと」も、やさしく淡々と付け足そう。
付け足したら「ありがとう!○○がすばらしくなった!」と、
具体的にコメントを添えることを、忘れずに。
いずれ、確認も必要がなくなる。
ワークフローに限らず、
スタッフさんの日常的な仕事についても、
15〜30分ごとに何をやっているのか、2〜3日だけ、
Excelにでも書き出してもらえばいい。
毎日やると疲れるから、2〜3日だけにしておこう。
「もっとラクに動くために業務の見える化をしよう」
と伝えることを、忘れずに。
仕事の合理化が、これで可能になる。
経営者さんも、同じことを行い、
自分の業務の棚卸しを行おう。
仕事をスタッフさんに移管し、
自分の仕事をやる必要があるためだ。
繰り返すよ。
オーナー経営者さんの実力を1万としたら、
圧倒的多数派側のスタッフさんの実力は1しかない。
まずは、この事実を素直にあっさり認め、事実から現実解を探す。
仕組み化とはそういうこと。
創業物語にて、マネジメントを組み込めなかったのだから、
創業物語を、再度創る必要があると、理解し直そう。
経営者さんが素直になれば、スタッフさんも自ずと素直になる。
あっという間に変わっていくために、
「これ以上シンプルにできない!」
というくらい、あきれるほどシンプルにしてしまえばいい。
凡事徹底の極みだよね。
boxcox.net、遠藤武。