ノウハウコレクターが報われないのはなぜか。

daily4 方法論。

「もっと良くできるのでは?」と疑っていないからである。

既存の知識を引用・実践し、その上で疑うことで、新たな仕組みが創られる。

「まず従う」という素直は必須だけど、そこには限界もある。

 

現実解。

報われるには、
「どう改良が可能か」
に、素直に頭と身体を使う必要がある。

本や論文は、真似して真似して真似して、
その上で「どうやったら自分にフィットするだろうか?」
「本当にフィットさせられているだろうか?」
「そもそも解くべき問題を立てているだろうか?」
という視点で、新たな改良の切り口を疑うことが必要だ。

人の実行が加わるということは、
住んでいる場所も年収も職歴も学歴も何もかも、
本を書いた人と条件が一致することはないため、
実情に即して、素直に切り口を変えて行く必要があるのだ。

成長のために読んでいる本については、
そうやって自分で行動しなければ、何も始まらない。

会計の勉強をしたいのなら、複式簿記の構造を知り、
日商簿記3級レベルの仕訳をできる必要がある。
そのためには、実際に自分で手を動かして計算する必要がある。
徹底して慣れればそら計算することも不可能ではないが、
本に書かれたことを、自分独自の発想に改良していく必要がある。

同様に「こう書いてあったから、こうできそうだ」
という単純な使い方が可能な、ビジネス書や論文については、
自分で素直に実行して、自分の不理解や足りない要素を照らしながらも、
そのビジネス書や論文の中で、足りていない要素を他から取って来たり、
そもそも行動や発想の前提を常に変えていく必要がある。

単なるノウハウコレクターやノウハウフォロワーが、
本を何万冊読もうとも、論文を何万本読もうとも変わらないのは、
「もっと良くできるのでは?」と、行動でアウトプットする勇気がないだけだ。

模範解答を見つけたら、自分独自の別解を創る。
これは、食べたものをエネルギーに転換することと、同じだ。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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