「うちのスタッフの出来が悪くて…」
「私は頭の出来が悪くて…」
出来が悪いと言い出すことは、八つ当たりだと自覚しよう。
現実解。
「クルマの出来が悪くて…」
「ブレーキの出来が悪くて…」
そう言いだしてイライラし、クルマに八つ当たりして、果たしてクルマは上手く走るだろうか。
そんなことはない。
スタッフマネジメントも、人の成長も、本質は同じだ。
「褒めゲーム」という考え方が昨今で流行っているのは、
八つ当たりするだけ時間と心を消耗することへの、シンプルな現実解だ。
「出来が悪くて…」とは楽しさの真逆であり、楽しくならない一歩を何度も踏みしめてしまっていることに気づくべきシグナルである。
スタッフさんの出来が悪いことは、組織として実行可能な仕組みを用意すればカバーできる。
頭の回転を上げたければ、頭が回る人が書いた本をほんの少しでも真似すればいい。
ひとつが楽しくなれば、ほかも楽しくなり、ハードルが下がる。
シンプルすぎるけれど、ちょっとした発言や行動で、周囲や自分の自尊心が的確に満たせるだけで、更に楽しくなる。
出来の悪さは、素直に受容し、成長の余地として楽しく可愛がろう。
楽しくなる一歩が踏み出せるからこそ、次も楽しくなるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。