本に書いていないことを、探って考え抜くことにある。
本を読んで始めて、何が標準的で、何が書籍化されていて、
何が未だ書籍化・出版されていないかを、探れるのである。
現実解。
素直な疑問を立ててありとあらゆる範囲から探っていると、
「実はこのアイディアやこの事例って、出版はおろか、言語化されていないよね」
「実はこの事例の上位互換って、あの事業家が若い頃にさっさと走り抜けていった分野だよね」
「実はこの人って、成功の象徴に描かれているけれど、本当は失敗しかしていないよね」
というように、それ単独ではイメージもヒントない物事を、言語化できる。
この発見と腹落ちこそ、自分が行動する上での大チャンスだ。
「描きたい物事があるなら、その輪郭や周辺を描け」とは、良く言い表している。
ここに付け足すならば、
「知りたい物事があるなら、その輪郭や周辺をあぶり出し、
中間地点や推移や経緯を仮定して、最善となる予測を描き続けろ」
と言える。
たまたま書籍化も出版も言語化もされていない、
けれどもどうしても知りたい領域を、
本を読んで探り考え抜いて、描き出し続ける。
読書する理由とは、嘘偽りのない純粋すぎる本音を、言語化することにある。
「問題解決」「ロジック」で息がつまったら、本音から描き出すだけで、あっさり進んでしまうんだよね。
boxcox.net、遠藤武。