オリジナリティの作り方。

daily5 爽快感。

真似から始めて、真似から卒業していく。

一見して共通点のない物事に、共通点を見出す。

この2つの数をこなす。

 

現実解。

オリジナリティを作ることは、

感性からの一発勝負だと思われがちだが、

実は数をこなすことが最も大事だ。

奇抜な商品や企画を提示したところで、

お客さんが一人もつかなければ、

それはオリジナリティではなく孤立無援でしかない。

誰かが似たような物事をやっていながら、

それに気づかないままというのは、ちょっと悲しい。

オリジナリティは、他人がピン!と来て、

それがオリジナリティだと認知され初めて成り立つ。

ということは、他人がピン!と来るとっかかりが必要だ。

とっかかりを作るには、ひたすら真似をして学ぶしかない。

真似をして学ぶうちに、

「これって似てるなあ」と思う物事が、

数多く出てくる。

この回数をこなしていくと、

まだ誰も見つけていない「これって似てるなあ」が、

自分の目の前にパッと広がってくる。

誰も共通点を見つけていない物事は、

自分だけのオリジナリティだ。

感性から出てくるように思えるかもしれないが、

真似と共通点探しの回数を山のようにこなしたからこそ、

無意識のうちに独自の視点が出てくるのである。

 

目の前にいる人が抱えた問題に対して、

「人を従える上で、ナポレオンの如く解決しましょう」

「人を従える上で、織田信長の如く解決しましょう」

のうち、どちらを言ってあげるといいか。

フランス好きならナポレオン。

東海地方出身なら信長。

簡単なことだが、考え方はこの程度からで十分だ。

要は一番のポイントは、相手の文脈を尊重すること。

相手がピン!と来るシチュエーションで表現すれば、

あっという間にオリジナリティになる。

物凄くシンプルだけれども、

「その言い方があった!なるほど!!」

を提供するだけで、感銘を与えられます。

もちろん、単にそのまま当てはめればいいわけではなく、

タイミングを読んで、スパッと斬るかのように、

さりげなく言ってあげることが重要だ。

これをやるには、インプットもアウトプットも、

数を多くこなしていくしかない。

100回〜1000回は当たり前だ。

むしろ、ひたすら数をこなすことに逃げて、

一般論やノルマの10倍を果たしていけば、

文字通り自分を桁違いに持ち込めます。

桁違いということは、

すなわちオリジナリティなんだよね。

数をこなしていない人は、

網羅していないから、

「あ、これ取りこぼしている」

という弱みが明確にバレます。

めちゃくちゃ強い人について、

こういう取りこぼしの弱みが見えると、

これこそオリジナリティなんだよねと、

腹落ちすると同時に、つい嬉しくなる。

 

本人が気づかないところに本当のオリジナリティがあるから、

そこに気づけただけでも超ラッキーを超えてしまう。

数をこなすほど、オリジナリティの落とし所は、

数を超えた形でフッと見えてしまうんだよね。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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