継続。

daily5 爽快感。

ついうっかり、目の前の人を喜ばせようとした行動が、

単なる努力に頼らないベストな継続だ。

勉強もビジネスも、価値を並べてドミノ倒しすることが重要なんだよね。

 

現実解。

ビジネスでも勉強でも、

パッと行動することが出来ても、

根本的に続かない人が相当多い。

続けようとするよりも、

「どうやったら、続きが楽しく面白くなるか」

「どうやったら、目の前の相手の“欲しかった!”を満たせるか」

を意識するといい。

ドミノ倒しやピタゴラスイッチが、

つい何度も見たくなるほど面白いように、

ドミノ倒しやピタゴラスイッチからそっくり学んで、

ひとつの動きから次の動きを誘いだして、重ねていくのである。

 

本来なら続けることが上手かったはずの人でも、

ある日を境に継続ができなくなってしまうことがある。

40代か50代くらいの人ならば、

年齢のせいにするかもしれないが、

シンプルに「今までの延長線上で何となく過ごしていた」ことに、

飽きてしまったと言い切ろう。

 

優等生だったのであれば、

優等生ではないシナリオを創って動けばいい。

突拍子もないように聞こえるかもしれないが、

これは0と1で成り立つ、極めて論理的な発想だ。

研究職が成り立つロジックは、常識や通説をぶっ壊すことにある。

「自分も他人もやっていなかったけど、面白そうなこと、喜んでくれそうなこと」

に集中すれば、それだけで、道が拓けるということだ。

「面白い」と感じることを敢えてやることでしか、

人間は学習できないし、成長もできないのである。

せっかくだから、ひとつひとつ丁寧に、

「こう行動したら、あの人は喜ぶだろうな」

「行動した結果、次こう行動したら、あの人は更に喜ぶだろうな」

「継続的に、あの人は満たされるだろうな」

というサイクルを、愚直に凡事徹底すればいい。

自分の一次情報から言えば、

他者を満たす凡事徹底が口先だけで、

全く出来ていないケースを、

あきれるほど山のように見てきている。

そういう人に限って、

「自分は満たされていない」

と言い出して過去の栄光に逃げるのである。

ここから脱する方法。

お金も情報も、自尊心も、

他人からの継続的な信頼が運んでくるものであり、

そのためにはまず自分から出し惜しみせず、

徹底して「お世話になった人を、10回でも100回でも1000回でも喜ばせよう」と協力することが必要である。

他人が作った模範解答や通説を頼りにすると、

なんとなく山登りしてしまい、山に感謝もできないし、山の怖さもわからない。

その逆で、模範解答を自分から創るために、

模範解答を解きほぐし続けるという行動を重ねて、

その結果誰が喜ぶかを山のように何度もフォーカスし続ければいい。

爽やかに、頭に汗をかくイメージがちょうどいい。

そうやって山のように行動した結果、

自分だけの方法や、自分だけの信頼が、

自分独自の模範解答として、桁違いに浮き彫りになるのである。

 

劣等感があるのであれば、

堂々と劣等生から脱するために学んで動けばいい。

「無理!」と感じるのならば、まずは、

中学受験の国語と算数の基礎から触れればいい。

小学校の範囲なんて…と思うかもしれないが、

名だたる作家や研究者といった知識人の書いた文章が、

小学校の範囲に込められている。

得られるボキャブラリーも考え方も、

超一級品だと言い切っていい。

また中学受験という分野に改めて触れることで、

一般に優秀とされる高学歴が、

どのような知識や思考に触れてきたかが、

一次情報でよくわかってしまう。

世間で注目を集める高学歴層が、

幼い日にどういう教育を受けてきたかを、

大人の目線から追体験できてしまうのである。

小学生当時は歯がたたなかったとしても、

今あらためて文章や計算を味わって理解出来るというのは、

大人だからこそ出来る特権である。

「思っていたよりも世の中ってシンプルなんだな」

と腹落ちできたら、劣等感どころか、

世の中の知性と仲良くなれる。

これを大チャンスではなかろうか。

もちろん中学受験だけでなく、

簿記や法律やプログラミングでも構わない。

 

出来るだけ「続き」のハードルを下げて、

さっさと行動にうつして、

行動を重ねてしまえばいい。

ひとつの動作は小さくても、

楽しく面白く続くからこそ、

自分も目の前の相手も爽快なんだよね。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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