ついうっかり、目の前の人を喜ばせようとした行動が、
単なる努力に頼らないベストな継続だ。
勉強もビジネスも、価値を並べてドミノ倒しすることが重要なんだよね。
現実解。
ビジネスでも勉強でも、
パッと行動することが出来ても、
根本的に続かない人が相当多い。
続けようとするよりも、
「どうやったら、続きが楽しく面白くなるか」
「どうやったら、目の前の相手の“欲しかった!”を満たせるか」
を意識するといい。
ドミノ倒しやピタゴラスイッチが、
つい何度も見たくなるほど面白いように、
ドミノ倒しやピタゴラスイッチからそっくり学んで、
ひとつの動きから次の動きを誘いだして、重ねていくのである。
本来なら続けることが上手かったはずの人でも、
ある日を境に継続ができなくなってしまうことがある。
40代か50代くらいの人ならば、
年齢のせいにするかもしれないが、
シンプルに「今までの延長線上で何となく過ごしていた」ことに、
飽きてしまったと言い切ろう。
優等生だったのであれば、
優等生ではないシナリオを創って動けばいい。
突拍子もないように聞こえるかもしれないが、
これは0と1で成り立つ、極めて論理的な発想だ。
研究職が成り立つロジックは、常識や通説をぶっ壊すことにある。
「自分も他人もやっていなかったけど、面白そうなこと、喜んでくれそうなこと」
に集中すれば、それだけで、道が拓けるということだ。
「面白い」と感じることを敢えてやることでしか、
人間は学習できないし、成長もできないのである。
せっかくだから、ひとつひとつ丁寧に、
「こう行動したら、あの人は喜ぶだろうな」
「行動した結果、次こう行動したら、あの人は更に喜ぶだろうな」
「継続的に、あの人は満たされるだろうな」
というサイクルを、愚直に凡事徹底すればいい。
自分の一次情報から言えば、
他者を満たす凡事徹底が口先だけで、
全く出来ていないケースを、
あきれるほど山のように見てきている。
そういう人に限って、
「自分は満たされていない」
と言い出して過去の栄光に逃げるのである。
ここから脱する方法。
お金も情報も、自尊心も、
他人からの継続的な信頼が運んでくるものであり、
そのためにはまず自分から出し惜しみせず、
徹底して「お世話になった人を、10回でも100回でも1000回でも喜ばせよう」と協力することが必要である。
他人が作った模範解答や通説を頼りにすると、
なんとなく山登りしてしまい、山に感謝もできないし、山の怖さもわからない。
その逆で、模範解答を自分から創るために、
模範解答を解きほぐし続けるという行動を重ねて、
その結果誰が喜ぶかを山のように何度もフォーカスし続ければいい。
爽やかに、頭に汗をかくイメージがちょうどいい。
そうやって山のように行動した結果、
自分だけの方法や、自分だけの信頼が、
自分独自の模範解答として、桁違いに浮き彫りになるのである。
劣等感があるのであれば、
堂々と劣等生から脱するために学んで動けばいい。
「無理!」と感じるのならば、まずは、
中学受験の国語と算数の基礎から触れればいい。
小学校の範囲なんて…と思うかもしれないが、
名だたる作家や研究者といった知識人の書いた文章が、
小学校の範囲に込められている。
得られるボキャブラリーも考え方も、
超一級品だと言い切っていい。
また中学受験という分野に改めて触れることで、
一般に優秀とされる高学歴が、
どのような知識や思考に触れてきたかが、
一次情報でよくわかってしまう。
世間で注目を集める高学歴層が、
幼い日にどういう教育を受けてきたかを、
大人の目線から追体験できてしまうのである。
小学生当時は歯がたたなかったとしても、
今あらためて文章や計算を味わって理解出来るというのは、
大人だからこそ出来る特権である。
「思っていたよりも世の中ってシンプルなんだな」
と腹落ちできたら、劣等感どころか、
世の中の知性と仲良くなれる。
これを大チャンスではなかろうか。
もちろん中学受験だけでなく、
簿記や法律やプログラミングでも構わない。
出来るだけ「続き」のハードルを下げて、
さっさと行動にうつして、
行動を重ねてしまえばいい。
ひとつの動作は小さくても、
楽しく面白く続くからこそ、
自分も目の前の相手も爽快なんだよね。
boxcox.net、遠藤武。