囁く。

daily5 爽快感。

1つだけ、タイミングよく囁く。

たったそれだけで、目立たずに目立てる。

100回も一方的に宣伝するより、深く突き刺さる。

 

現実解。

口数に逃げると、言い訳がましくなる。

言い訳ばかりする人は、

ねちっこく堂々巡りする割に、

重苦しい言い訳としか受け取ってもらえず、

肝心の人間関係は関係は希薄になってしまう。

この逆で、手書きのハガキに「ピン!」と来るのは、

タイミングもさることながら、

単に貴重な囁きだからだ。

本当に相手のことを気遣っていないと、

ただうるさく重苦しい宣伝に聞こえてしまうけど、

だからこそ頭の使いどころと捉え、

楽しさを追求してしまえばいい。

たったそれだけで一発で目立たずに目立てるんだけど、

ほとんどみんながそれをやらないのは、

表面的に口うるさく目立つだけの人が、後を絶たない。

テレビCMを出して効果測定する側をやっていた自分が言うのもなんだが、

これは何度も何度も見かける仕組みを用意する、CMやマーケティングの弊害でしかない。

手近なところで、何度も何度も見かけるから、

「よし自分も」と勘違いして、

何度も何度も口うるさく目立とうとするのである。

誤解しないでほしいが、信頼を得ることは、

単純接触効果だけでは絶対に説明はつかない。

テレビCMを出すというのは、それだけ信頼できる品質を用意する覚悟が必要だ。

口うるさいだけというのは、頭を使っていないし、

人の時間を奪い取ってしまう寿命泥棒だと言うしかない。

ステマや広告代理店が嫌われるのは、

こういう点にあるんだろうね。

昔のCMなんかは見ていて面白いものが多いけど、

これは純粋にタイミングよく囁やこうとしていたからだ。

 

人の寿命を泥棒しない。

人の寿命の密度を極限まで向上させる。

囁くことは、そんなメリットがあるんだよね。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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