1つだけ、タイミングよく囁く。
たったそれだけで、目立たずに目立てる。
100回も一方的に宣伝するより、深く突き刺さる。
現実解。
口数に逃げると、言い訳がましくなる。
言い訳ばかりする人は、
ねちっこく堂々巡りする割に、
重苦しい言い訳としか受け取ってもらえず、
肝心の人間関係は関係は希薄になってしまう。
この逆で、手書きのハガキに「ピン!」と来るのは、
タイミングもさることながら、
単に貴重な囁きだからだ。
本当に相手のことを気遣っていないと、
ただうるさく重苦しい宣伝に聞こえてしまうけど、
だからこそ頭の使いどころと捉え、
楽しさを追求してしまえばいい。
たったそれだけで一発で目立たずに目立てるんだけど、
ほとんどみんながそれをやらないのは、
表面的に口うるさく目立つだけの人が、後を絶たない。
テレビCMを出して効果測定する側をやっていた自分が言うのもなんだが、
これは何度も何度も見かける仕組みを用意する、CMやマーケティングの弊害でしかない。
手近なところで、何度も何度も見かけるから、
「よし自分も」と勘違いして、
何度も何度も口うるさく目立とうとするのである。
誤解しないでほしいが、信頼を得ることは、
単純接触効果だけでは絶対に説明はつかない。
テレビCMを出すというのは、それだけ信頼できる品質を用意する覚悟が必要だ。
口うるさいだけというのは、頭を使っていないし、
人の時間を奪い取ってしまう寿命泥棒だと言うしかない。
ステマや広告代理店が嫌われるのは、
こういう点にあるんだろうね。
昔のCMなんかは見ていて面白いものが多いけど、
これは純粋にタイミングよく囁やこうとしていたからだ。
人の寿命を泥棒しない。
人の寿命の密度を極限まで向上させる。
囁くことは、そんなメリットがあるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。