物事を仕組み化する上で、
ワークフローを組むことは基本中の基本だ。
次のToDoを、的確に並べるということである。
現実解。
ワークフローは、
一般的には「MORSの法則」に基づいている。
具体的には、
・Measurable = 計測できる
・Observable = 観察できる
・Reliable = 信頼できる
・Specific = 明確である
ことが、大前提だ。
全ての仕組み化された仕事とは、
基本的にMORSの要素を含んでいると言っていい。
MORSをひとつひとつ解釈していこう。
・Measurable = 計測できる
とはすなわち、
「所要時間・タスク個数・タイミングがわかる」
ということである。
・Observable = 観察できる
とはすなわち、
「計測できるので、観察できる」
ということである。
・Reliable = 信頼できる
とはすなわち、
「観察できるので、信頼できる」
ということである。
・Specific = 明確である
とはすなわち、
「信頼できるので、明確である」
ということである。
また、
・Measurable = 計測できる
に戻って、
「明確なので、計測できる」
と、一周して結論付けられる。
要は、MORSそれ自体に「次のToDo」が含まれていると解釈できる。
ワークフローとは、文字通り「仕事の流れ」のことだ。
流れがあるということは、「次のToDo」がスムースに受け渡されているのである。
うまく仕事が流れないとしたら、流れに棹さす「つまずきの石」あるいは「つまずきの意思」があることに他ならない。
ここまでで説明している割り算や掛け算は、「つまずきの石」「つまずきの意思」をあぶり出すために使うための道具だ。
プログラミングも、フローチャートも、原理原則はMORSに則っている。
実際にゴールを設定して人を動かす上でも、コンピュータを動かす上でも、
等しく役立てることができることに着目しておけば、
「つまずきの石」「つまずきの意思」「バグ」「足りない要素」…はどこかな?
という視点を仕向けて、根性主義を排除できるワークフローが築けると考えるが、いかがだろうか。
boxcox.net、遠藤武。