「こんなの意味ない」の使い方。

daily6 人と技術と成長。

「こんなの意味ない」から、

意味を見出すのが人間の頭脳と行動の真価だ。

意味を見出すことは、一つの才能のあり方である。

 

「こんなの意味ない」と言い出したくなる物事は、

意味が全くないからさっさと切って身軽になってしまうか、

意味を見出して更に上に引き上げることに活用するのみだ。

 

切るか活用するか、

決断のための材料と考えれば、

「こんなの意味ない」という物事そのものに、

根本から意味が出てくるのである。

この逆に、

「こんなの意味ない」を放置する感受性だと、

そもそも常識に無自覚に従ってしまい、

本当に意味があるけれど、

大多数が見落としている選択肢を、

自分でひねり出すことができなくなってしまう。

唯一の頭脳を持つ生き物である人間が、

自分で吟味しないということは、

一番の武器を使っていないということだ。

 

狩りの下手くそなライオンやトラは、

どう考えても個体としては、

生き残ることができない。

これが人間であれば、

「こんなの意味ない」から、

知恵を狩りに行くくらいで、

人間の一番の武器を、

ようやく使ったことになる。

ありとあらゆる物事に、

プラスであれマイナスであれ、

多数と異なる意味を見いだせたなら、

そこに才能が眠っている。

もし「こんなの意味ない」という嫌な思いが先行したら、

そのように捉え直すだけで、

日常に成長を埋め込むことができる。

 

「こんなの意味ない」という感覚と、

とことん素直に向き合って、

愚直なまでに知識を吸収して感覚を照らすと、

才能が形になるんだよね。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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