「そこまでやるの!?」と相手に言わせるレベルが目安だ。
知識を仕入れることも、客先の要望を満たすことも、
相手を唸らせるレベルであれば、合格点。
現実解。
「徹底的にやります!」
そう意気込んでおきながら尻すぼみになるのは、
量が少ないからに過ぎない。
勉強であっても仕事であっても、
できる人とできない人の境目は、
絶対量の差だ。
できない人は、量が少なすぎて、
食らいつきが足りていないのだ。
物心ついたあとならなおさら、
量が質をつくると認識しておくしかない。
中高生くらいまでなら、
量がなくとも質を得られる人はいるかもしれないが、
大学受験とそれ以降は処理する量が増えるため、
できるだけ量を稼いで質を求める必要がある。
数回読んだだけで理解できる事例は例外だ。
20歳まででろくに勉強ができなかったのなら、
理解すべきポイントは2つある。
中学生のときに公立高校の入試・模試で、
偏差値60または8割正解が取れないなら、
根本的に勉強の才能がなかった可能性が高い。
上記を取れている基礎があるなら、
それ以降は単に量が不足していると素直に認め、
繰り返す回数を今の2倍から10倍にすることが先決だと心得よう。
英語がわかりづらいのも、
数学がしんどいのも、
仕事で常にダメ出しされるのも、
才能の問題を抜きにすれば、
単に数が圧倒的に足りていないだけだ。
「才能がないのか…」と諦める前に、
数を稼ぎやすい仕組みや環境を作り、
数を稼げる教科書や参考書や書籍を探る。
例えば入り口をマンガにしてもいいし、
動画で理解してから本格的な参考書に移ってもいい。
仕事なら、ビジネス書やブログ記事をここに加えてもいい。
そうすれば、参考書がボロボロになって、
買い替えが必要なレベルまで読める。
数を稼ぐための下地を整えることに、
まずエネルギーを注ぐのである。
数をむりやりこなす前に、
数をこなせる準備がそもそも必要だと、
足元を疑ってみるだけで、楽になるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。