データ分析のように見ていくと、
格式の上下で少数派かその他大勢か、
毛並みの良し悪しが一発で判断がついてしまう。
毛並みの良い側は常に少数派だ。
資格で言えば、医師・弁護士・公認会計士が少数派。
学歴で言えば、上位数%の大学卒業で、語学と数学の両方に強い人が少数派。
職歴で言えば、学歴とアカデミックスキルや教養に裏打ちされた上で、
有名企業を経たり経営側に移ったり独立することが少数派。
組織にいること自体はそこまで難易度が高くないのと、
単に就職するだけでは限界があるとバレており、
格式の低い分野だと実績さえ低劣な自作自演で買えてしまうとバレている。
ゆえに、読書して知性に徹底投資することの重要性が増している。
みんな思いのほかこれをやっておらず、
相対的に強くなって移籍や転職で活躍できる。
となると、残りの格式が嫌でも浮き彫りになって目立ってしまうんだよね。
ビジネスや仕事一般について、ハードルはそこまで高くないとわかる。
だからこそ、毛並みが良くても知的リスクを取っている人(実力のある研究者や専門家や芸術家や作家)は、更に少数派だと気づける。
この逆に、SNSや動画投稿サイトのおかげで、実力がなくてもアイディアで売上が取れるとバレた。
炎上芸はもはやただの炎上となり通用しなくなった。
要は、みんながみんなフルコミッションの営業マンになっており、
それに伴って毛並みの良し悪しまでバレてしまっているということだ。
コンサルティング会社は数多くあるが、格式はマチマチだ。
外資コンサルティングファームと言っておきながら大量採用のSEだと、キャリア上はコンサルとは言えない作業代行者だ。
経営コンサルティングと言っておきながら、実態は中小企業を囲い込む営業会社だと、いくら稼ごうと独立しようと格式は歩合制営業マン止まりだ。
自称フリーランスにこのような炎上する人が目立っているのは、
これと同じ現象だと言い切れてしまえないだろうか。
そもそも稼ごうとも、毛並みも頭も悪いその他大勢だからこそ相手にされないんだよね。
前向きにとらえ直そう。
せっかく生を受けたのなら、毛並みの悪い営業マンだとか、炎上だとかに関さず、
自分にしかできないことで、毛並みの良さをあげて行くしかない。
自分の生まれや学歴や職歴といった毛並みに自信がないのであれば、
毛並みの良い人が読む本や文化や科学に通じて、
毛並みの良い人がそれ単独で出来ないことをやってのけて助ければいい。
炎上の真逆である、瑞々しさをとればいいだけの話だ。
現実解。
目立つお手軽よりも、地味な正攻法が、実は格式が高い。
ちゃんとハマれば、ジャブ打ちを重ねて勝てる物事など多々ある。
追記。
見え透いた大規模な自作自演に騙されないようにしよう。
boxcox.net、遠藤武。