英語力の基準がここ10年ちょっと程度で、
急速に上方向に変わっている。
いち社会人がTOEICで800超えや900超えを果たしても、
「受験英語だけでカタコトしか喋れません」はもはや厳しい。
それもそのはず、今は相応に教育水準の高い層では、
帰国子女のような海外経験がほとんどなくとも、
喋れて書けてしまうくらいの素養がついている。
特に2010年代以降の中高生や大学生は、この傾向が一気に強くなった。
進学校でも、地方の公立の高校生は、まだ受験英語で足踏みしている様子だ。
首都圏と関西圏以外の地方国公立大学で、TOEICの基準が低空飛行しているのは、
所得格差の影響もさることながら、地元志向だと英語を仕事で使わないからと言えてしまう。
現実解。
基準が上がっていても、身につける状況は凸凹が目立つ。
ということは、まだまだ過渡期ということ。
過渡期のカオスなグレーゾーンだからこそ、
相対的にも絶対的にも抜きん出やすい。
チャンスをつかんで「アカデミックスキルとしての語学力」をつけておけば、
仕事でも研究でも困ることがなくなる。
あとは勇気を出すだけの話でしかない。
追記。
更に数強になることも、忘れずに。
boxcox.net、遠藤武。