単一の農作物や鉱工業製品に依存する状態が、モノカルチャー経済だ。
義務教育で習う内容であり、発展途上国の特徴として言い表されるが、
これは立場の弱いサラリーマンや下請けの状態でもある。
国家単位の経済の話を離れてみよう。
弱者である事実を無視して過ごしてしまえば、
モノカルチャー状態で衰退一直線だ。
外資企業の経営管理部門を複数経験して来た立場としては、
年功序列の要素が残っている組織や、
仕組みを作らず会議時間ばかり長い組織というのは、
無意味なコストを垂れ流している上に、
管理職からサラリーマン経営者含めて、
人材の質が気の毒なほど低すぎる。
本音ストレートに言えば、これら全員クビを切って、
20〜30代前半までの若い組織にBPO(外注)させてしまえば、
全てコストを圧縮しながら仕組み化で解決してしまう。
こういう組織はもともと平均年収が600〜700万円以内で平均年齢が42歳あたりだから、
若くて有能な人は絶対に来ない。
転職で入ってくるのは冴えない人材だけ。
モノカルチャー状態が当たり前になると人間は一瞬で停滞してしまう。
これはどんなに有能な人でも絶対にそうなる。
独立してからその分野でブレイクしたことがあってもそうなる。
下請けに甘んじている組織は言わずもがな。
現実解。
だからこそ新しい自分に会う必要があるんだよね。
同じことばかりしていては停滞する。
コンサル会社出身者がコンサルで独立してもうまくいかないのは、
成功体験という呼び名のサラリーマンとしての職歴に溺れて、
異分野から学ぶことが出来ないからかもしれない。
角度を変えたり、切り分け方を変えたりというのは、
実は勇気がいることなんだよね。
先んじてそれを知っておければ、
新しい自分に会う勇気を、確実に出せる。
boxcox.net、遠藤武。