モノカルチャー経済。

daily8 少数派と多数派。

単一の農作物や鉱工業製品に依存する状態が、モノカルチャー経済だ。

義務教育で習う内容であり、発展途上国の特徴として言い表されるが、

これは立場の弱いサラリーマンや下請けの状態でもある。

 

国家単位の経済の話を離れてみよう。

弱者である事実を無視して過ごしてしまえば、

モノカルチャー状態で衰退一直線だ。

外資企業の経営管理部門を複数経験して来た立場としては、

年功序列の要素が残っている組織や、

仕組みを作らず会議時間ばかり長い組織というのは、

無意味なコストを垂れ流している上に、

管理職からサラリーマン経営者含めて、

人材の質が気の毒なほど低すぎる。

本音ストレートに言えば、これら全員クビを切って、

20〜30代前半までの若い組織にBPO(外注)させてしまえば、

全てコストを圧縮しながら仕組み化で解決してしまう。

こういう組織はもともと平均年収が600〜700万円以内で平均年齢が42歳あたりだから、

若くて有能な人は絶対に来ない。

転職で入ってくるのは冴えない人材だけ。

モノカルチャー状態が当たり前になると人間は一瞬で停滞してしまう。

これはどんなに有能な人でも絶対にそうなる。

独立してからその分野でブレイクしたことがあってもそうなる。

下請けに甘んじている組織は言わずもがな。

 

現実解。

だからこそ新しい自分に会う必要があるんだよね。

同じことばかりしていては停滞する。

コンサル会社出身者がコンサルで独立してもうまくいかないのは、

成功体験という呼び名のサラリーマンとしての職歴に溺れて、

異分野から学ぶことが出来ないからかもしれない。

角度を変えたり、切り分け方を変えたりというのは、

実は勇気がいることなんだよね。

先んじてそれを知っておければ、

新しい自分に会う勇気を、確実に出せる。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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