失敗からの立ち直り過程。

daily8 少数派と多数派。

タフでしなやかな人ほど、人知れず数知れず、失敗している。

いちいち気にしてキズつきクヨクヨと引きずるのは、あなたが弱い多数派からではない、

失敗を成長につながる取っ掛かりとして深く刻み込むための「休め!」と合図されているだけだ。

 

現実解。

「私は遠藤さんのように強くないから…」

そう言われることがよくあるが、失敗してキズつきクヨクヨすることを、

強さ弱さで測るだけというのは少しもったいない。

 

失敗ゼロの人は、そもそも何も行動していないだけだから、凹むこともない。

凹んだことがないということは、復活や再生から、成長したことがない。

ということは、一度凹んだりキズつくことでしか、人間は成長することができないのである。

 

筋トレとは、トレーニングで筋肉に微細なキズをつけ、そこから回復させることで、新たな筋細胞をつくって鍛えることである。

人間が行きつまったところから成長する過程も、これと同じではないだろうか。

ひどく恥ずかしく悔しい状況から立ち直るからこそ「よし、次はこうしよう!」という鮮明な残像が、脳内を前向きに駆け巡って助けてくれるのだ。

 

そうやって大なり小なり凹んだところから復活するからこそ、筋トレのように、人生はスッキリとシェイプアップして面白くカッコよくなる。

 

もし自分の人生を退屈なまま終わらせたいなら、何にも挑戦せず、凹みを一切経験しないままでいい。

もし自分の人生を面白く成長させ続けたいなら、何かに挑戦して、凹みからの立ち直りを狙えばいい。

もし自分の人生が凹み切ってボロボロの状態なら、一旦飽きるほど休んでから、また挑戦すればいい。

 

筋トレとなぞらえれば、キズつくことそのものは嫌なことではなく、むしろ人生を鍛えるために必要なことなのだ。

失敗してキズつくこととは、トレーニングの一環だと納得すれば、それだけで勇気がフツフツと出てくる。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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