独立したり、法人を持っているなら、
「MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)」
を定めることは、基本中の基本だ。
副業や独立が盛んになっているが、
そもそもMVVがあいまいだったり、
そもそもMVVが本音ではなかったり、
そもそもMVVが小粒なままだったりと、
残念な状態をよく見かける。
なぜMVVが甘い状態が残念かというと、
一生を単なる下請けで終えたり、
一生を勉強不足状態で終えたりと、
局所最適化に甘んじて小粒になるためだ。
要は実力に見合わない大言壮語のMVVのままだったり、
MVVとサービスや組織の中身を作れるほどの実力不足を放置していたり、
本来なら実力通りもっと大きなMVVを打ち出すべきなのに小さくまとまったりと、
負荷がかかっても「いけそう!」という勇気の出せる建て付けに持ち込めていないのだ。
筋トレで、ダンベルやバーベルの重量を少しずつ上げ、適切に負荷を高めていくことと同じだ。
小粒にとどまる人は、負荷を適切に高めていないため、
勉強不足による中途半端な局所最適化に甘んじるのである。
MVVが甘いというのは、
想像力と学びの限界であり、
それは経営者の実力の限界なのである。
「年末のシフトをドタキャンされて人手不足だ!」とか、
「自分の事業が下請け状態で収益が出ない…」とか、
「あれだけ盛り上がったのに没落してしまった」というのは、
MVVが甘いゆえに、
「本音を価値ある行動に波及させることを怠った」
「極めて目先の金策や人の手当てに終始した現状維持だった」
と、素直に反省するしかない。
逆に言うと「いけそう!」という勇気が鼓舞される本音のMVVであれば、
本音ベースで行動が的確に定まり、関わるべき人と関わりやすくなる。
そのようなケースをグロースハックで多く導いているが、
本音をミッションにして、具体的に可視化(ビジョン)し、
価値(バリュー)ある行動を作れる人は、
どん底から這い上がれると断言して構わない。
現実解。
本音をミッションに乗せて波及させるのは、勇気を出すため。
例えば、理不尽な状態を他人のせいにしなくなる勇気が出ると、
それだけで勉強不足が一気に解消し、
物事が可視化されて行動しやすくなる。
boxcox.net、遠藤武。