売上の質と資本主義。

daily9 大前提。

ビジネスは売上ばかりに目がいってしまうが、

単に売上が伸びればいいのではない。

売上の質が低ければ、

強引な営業や見たくもない広告に、

時間とお金を費やす必要がある。

 

この逆で、

リピートと紹介がじわじわと広がれば、

困ることはなくなる。

LTV(Life Time Value; 生涯価値)

という言葉を耳にすることが多いと思うが、

リピートと紹介は、LTVの根幹である。

リピートと紹介を呼び込むには、

顧客の本音に寄り添って、

期待値をほんの少し上回る必要がある。

要は、自社も顧客も、

「投資対効果にマッチしているか」

という、資本主義ストレートの視点だ。

広告をいくら投じたところで、

ヒト・モノ・お金・情報のポジションが低ければ、

投資対効果を継続的に出すことはままならない。

情報商材、お金の教育、オンラインサロンといった、

毛並みの悪いサービスが長続きしないのは、

投資対効果にマッチしない商品やサービスを、

市場が見破ってNoをつきつけるからに他ならない。

ただ単に売り抜けて終わりで、

投資対効果の動線が全然練られていないのだ。

投資対効果の動線は、

家庭用の電気・ガス料金でも、

市販薬やヘルスケアサービスでも、

産業機械や医療機器でも、

市場が投資対効果を常に見てきたからこそ、

動線が練られているのである。

 

現実解。

売上の質とは、

売価と費用の市場ついて、

投資対効果・時間対効果を高めて、

極めて資本主義的に成長させることが第一。

ビジネスの失敗は、

知識不足によって歪んだ意思決定を放置してしまったり、

ステージの移り変わりに対応する理念や知性や勇気がなく自滅することが、

典型的な原因だと覚えておこう。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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