何かに集中して価値を出すなら、
「これはやりません」「あなたとは関われません」
と本音ストレートで断る必要がある。
本音を出さず安請け合いしてしまうと、
安請け合いする半端者どうしで群れてしまい、
腹決めができなくなるためだ。
何らかのプロである人で、
腹決めできないというのは、
「私はプロとして、判断も決断も出来ない三流です」
と、事実上の敗北宣言をしてしまうことになる。
否、敗北宣言であるならまだ潔い。
判断も決断もできないということは、
言葉を大事にすることができず、
言葉が織りなす情報を大事にすることができない。
従って、人を大事にすることもできない。
要は嘘をついていることになる。
「情に報いる」というのは、
そもそも人を大事にするための基本だ。
事実である情報を集めて判断と決断を重ね、
自分と周囲を成長させていく以外に、
人間の成長の道はない。
理屈だけでは人は動かない。
ということは、
情に報いないということは、
自分も他人も大事にできない卑屈ということになる。
そもそも本音を出せずに、
判断基準となる自分軸を歪め、
更に事実も歪め、
実力をつけられていない時点で、
戦う前から負けているんだけども。
現実解。
断れない人は、戦う前から負けている。
不利な戦いを強いられてしまうためだ。
戦う前から負けている人は、実は大前提として相対的にかなり多い。
この事実をチャンス!と思える人は、自ずと生き残れる。
boxcox.net、遠藤武。