「美術や音楽などクリエイティブ領域で活躍したい」
そう思って志望する人はあふれているが、クリエイティブ領域の本質は2つあり、
・クリエイティブ制作代行というだけの技術職
・アイディアと技術を掛け算して売れるものを作る企画職
のいずれかに集約される。
美大や音大が関わるような場合でも「制作代行の技術職」どまりになるケースのほうが圧倒的多数派であり、
相応に良いポジションを得ていてある程度名前が知れている人の場合でも、実はあまりチカラが伴わない・マネタイズがイマイチなケースなど多々ある。
もちろん、技術が身に付かずに終わってしまうケースが9割以上の大多数であり、創造性以前の話で終わってしまうことなど多々あるのだが。
現実解。
これを回避する上で、クリエイティブの競争や行列に巻き込まれず、
ロジックを駆使する毛並みのいい企画職から攻めるという手がある。
かつてであれば、最大手広告代理店2社いずれかへの就職が該当した。
昨今であればメガベンチャーでマーケティングに関わる企画職やデータアナリスト領域が該当する。
追記。
伝説的なCMクリエイターで、映画もろくに見たことがないところから数学や物理学の発想でロジックをつくり、
賞も話題も総取りしてヒット曲も複数あり、とっくにCMから撤退した今もなお映像を作り続けている人がいる。
私はこれを先に読書で知っていたため、実際にデータアナリストとしてマーケティングとテレビCMに関わったとき、すべて予習済みで取り組んで実績作りができた。
追記。
この切り口は単なる「制作代行の技術職」というタテ割りの発想は不可能だが、自由にヨコ展開する発想とは相性が良い。
統計学とFP&Aからクリエイティブにヨコ展開できるとは思ってもみなかったが、事実としてそのようなケースがある。
ボックスコックスネット、遠藤武。