匿名のSNSや動画だけでは成り立たない領域は、ドメイン知識である。
雨後のタケノコのごとく「AI!独立!経営者!」と言い出す人であふれているが、
AI以外の独自ドメイン知識としての学歴・職歴という成長過程のデータセットがどれだけあるか、ちゃんと見定めよう。
現実解。
見定めるコツは、学歴を公開しており、かつそれに紐づく具体的な数字などの実績が明確であること。
追記。
私の場合はプロフィールに具体的な数字を書いているが、一次情報があるものを解像度低めに書き出していくと、
統計学、ストラクチャードファイナンス(1件の価額が20〜200億円)、全社FP&A(年売上高40億円〜200億円〜2千億円=断片的な1部門ではなく全社のみ)、土木、鉄鋼・産業機械、製薬、医療機器、外航海運・資源・エネルギー・物流(市況予測含む)、これらに関するITや会計システム、事業ゼロ立ち上げ…といったあたりだ。
一定レベル以上の経験があるなら、これらのドメイン知識の解像度を上げ下げできる。
追記の追記。
付帯するドメイン知識として、採用面接や後輩指導があるから、「この人は基礎知識不足だな」として判別できる。
これは特別なものではなく、一定レベル以上の大学卒で一定レベル以上の規模の採用や人事をやったことがあればわかる程度だが、
SNS上でデタラメを言い出している程度のアカウントがハッタリか否かなどあっさり判断がつく。
そのまた追記。
ハッタリは成長のために必要であり、成長したい人に心からエールを贈るために述べるが、ドメイン知識がある人はハッタリが混ざっていても基礎知識や洞察や知的好奇心が透けて見え、大言壮語しきれない。
ボックスコックスネット、遠藤武。