やりたいことよりも、勝ちやすい土俵の先回り。

daily14 壁。

就職・転職や起業で、大多数の人は「やりたいこと」を優先するが、これは順序が間違っている。

勝ちやすい土俵を先回りして用意し、そこにやりたいことを乗せることが、全てである。

この順序を間違えてはならない。

 

採用した人がすぐ辞めてしまうのは、勝ちやすい土俵がないためだ。

起業した人の廃業率が高いのは、勝ちやすい土俵がないためだ。

どれも「やりたいこと」をぼんやりと優先した結果、勝ちパターンにマッチしない選択肢を取ってしまったことが原因だ。

 

直感に反するが、やりたいことを思い切って分解し、勝ちやすい土俵を作るのである。

その際、分野を少しずらしてもいいし、あっさり妥協しても構わない。

 

私はもともとぼんやりと「ものつくり」に行こうとしていたが、

近しい人が触れていた土木を知り「どんなに頭が良くても商習慣で確実に負ける」と自分の臆病さで悟った。

そこから自分なりに勝ちやすさを調べ、理系と文系を日本語と英語で好きに学べるリベラルアーツを選び、

とある工業系職業団体を手伝ったのち統計学やアナリストという分野で事業立ち上げを経て、

SCMと生産管理を経てFP&Aという全社巻き込み型の競技種目に関わるのだが、

結果的にものつくりの知見を得て、知識や背景や数式が、勝ちやすい土俵で役立った。

 

現実解。

臆病なしに、真っ先にものつくりを学んでいたら、今の私はなかったことになる。

一方、大多数はこの順序を気にせず動いている。

この動きを見聞きして、結果的に勝ちやすい土俵が見えたことが、一番の勝ちパターンだと即答していい。

 

追記。

勝ちやすい土俵を意識しているか否かは、その人の実績や経歴から見えてくる。

行き詰まったなら、素直に勝ちやすい土俵を意識すると、あっさり勝てる。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・社長向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています。

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて「仕組み化とデータ分析」の見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています。
(2025年2月に60回を超え、同誌における単独連載回数の記録を更新中)

・中央経済社より、今夏に書籍発売を予定しています。

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