物事は好き嫌いで決めていい。
私の書いたものが好きなら、過去に遡って何度も読んで他の人に広めてくれればいい。嫌いなら、一切言及せずもっと面白いものを探すといい。
苦手意識がある分野は、「好きになれそうなルート」を思いっきり探ってみればいい。「好きになれそうなルート」を探っても嫌いなままなら、一切言及せずもっと面白いものに触れればいい。
変にねちっこくてマイナス思考を伝染させる人は、まずお菓子を差し入れてアイスブレイキングすればいい。それでも言動に疑問が残る人は、変わることのできない人なので、堂々かつ徹底的に丁寧に接し、寄せ付けなければいい。
好き嫌いをはっきりさせるには、その対象を足元に見下ろして俯瞰するくらいの所作や知性が必須ということだ。自分から極端な変わり身を楽しみつつ、堂々としていれば、まるで変装やスパイごっこをしているかのような七変化を楽しめる。
本音と建前の境目の意識を敢えて気にしないほどに、気楽でいるくらいで、ちょうどいいんだよね。