神経質だとか心配性なら、場の状況を網羅しつくす側に回ろう。
「攻略本を書く側」と言い換えてもいい。
自分を中心に「よく分からなくて不安」という状況を根本的に変えることが、この目的と効用だ。
これは「他人の成すことはさておき、自分の成すことをさっさと変える」という発想につながる。
不安を抱けるだけの感受性があるあなたは、不安を自律的なエネルギー放出に転化することは、実利のあるストレス解消だ。
ここでつまずく人は、不安を他律的なエネルギー放出(たとえば陰口やねたみ)に浪費し、実利のないストレス解消にふけるだけである。
前者の情報源は読書と体験(芸術や科学や、現場での一次情報)の猛烈なサイクル、後者の情報源はのんべんだらりとした噂話や陳腐なテレビ番組という傾向にある。
前者は神経質さを用いて不安を拭い去るのに対し、後者は神経質なため不安を食らって生きるような事実を、どうかお忘れなく。