まともな大学で学問を学べている人は「理系」「文系」という曖昧な俗語を不用意に使わない。
自然科学・人文科学・社会科学という分類を使う。
日本十進分類法はこれに対応しているんだよね。
この分類に「そんなわけないだろ!」と違和感を抱くとしたら、それは教養を考える以前の状態。
受験産業や、高校までの価値観や、明治時代の旧制高校の分類がどうだったかを再確認しよう。
「なるだけ早めに卒業して、もっと自由になれよ!」というシグナルだ。
最近は「アートの素養が大事だ」とか「STEMこそ基本的な素養だ」と言われるけれど、これは実はリベラルアーツという一言で片付く。