「バズり」の扱い方

daily0 本音たち。
年末に目の当たりにした「バズり」について一言。

「バズり」だとか「流行」だとか「インフルエンサー」は、根本的にアウトプットの品質と無関係な場所にいるんだよね。

顧客を無視しようと媚びようと炎上しようと、これらが流行る本質は「品質がダメだけど売れるからよし」というだけに過ぎない。

マルチ商法だろうと、新宗教だろうと、セルフブランディングライターだろうと、アフィリエイトブロガーだろうと、情報商材だろうと、いずれも同じだ。品質のないバズりでビジネスが回っている。

これは「顧客を見ていない」「顧客を見ている」という次元どころか、「コンテンツの品質すら見ていない」という丸投げ体質で成り立っている。

「品質が低い」という指摘について、もっともらしく理由をつけて上記に誠実に答えない(答えるだけの準備もない)のは、それ以上の準備が無くても成り立ってしまう仕組みだからである。

バズりドリブンの現象を「終わりの始まり」と捉えられたなら、それは真っ当な感性だ。

この感性は、QCとしての自由七科(現代では自然科学・人文科学・社会科学の深遠な教養)だとか、それに基づく専門分野なんてものは、インフルエンサーらが全く持ち合わせていないという点につきる。

バズりやインフルエンサーを分析するなら「教養・知性がない!」というフワッとした表現の指摘は避けよう。

前提知識なしでも使える単語に釣られて、2chのレスよりレベルの低いツイートを誘うだけだ。

「自由七科と自然科学・人文科学・社会科学から見たらどんなインサイトが出せる?」というように、「ほんの少しだけ前提を知らないと参加不能」な単語から、知識集めを始めてみると、品質向上に効くんだよね。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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