「ヒエラルキー」の本音と扱い方

daily0 本音たち。

ヒエラルキーは、目に見える後天的な要素に思われがちだが、実は物事が始まる前からとっくに決まっている。

階層に応じ、扱うボキャブラリーはおろか、発想や思考・嗜好からして根本的に異なる。
それは大学のレベル差かも知れないし、扱える言語(数学含む)の多さかもしれないし、スポーツや芸術の経験の差かもしれない。

与えらえたヒエラルキーをボンヤリと見過ごし、知的体力の不要な漂い方を繰り返してしまうと、ヒエラルキーに従う以外に道がなくなってしまう。ただし、ヒエラルキーにそのまま従っている人は、自分がヒエラルキーに無言かつ盲目的に従っていることすら(時にそれで傷ついていることすら)気づかないのだけれども。

このヒエラルキーを突き破る唯一の手段は、常識に屈さない知的体力だ。これは、網羅的でナラティブであり、自分自身や扱う分野の限界と常識を突破するための、瞬発力と柔軟性と持久力だと言い切っていい。

この知的体力とは、試験対策だとか、戦略コンサルタントのロジカルシンキングだとか、あるいはそれよりレベルの低い物事を全部含んでいる。これら実務で行う程度のことは、知的生産の落とし子に過ぎない。

まずは、ヒエラルキーに痛いほど気づこう。そして自分に足りないものと毎日向き合おう。

ヒエラルキーに気づけて、初めて状況に風穴を開けられるんだよね。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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