「自己決定権」の本音と扱い方

daily0 本音たち。

本当に自分から自己決定権を行使したければ、

まず身近をしつこく懐疑してみるといい。
試しに、近所のスーパーマーケットの食材の品揃えを見てみよう。
それらが、商品やメーカーやスペックごとに、どれだけ均質化しているかを探ってみるといい。
かつ、均質化していない商品とは何かを問うてみるといい。
自分の場合、幼少期から「大地を守る会」や「らでぃっしゅぼーや」や「生協」の宅配のお世話になっていた。
当時にしては珍しく、親が徹底的に調べ抜いて、安全とおぼしき無農薬の米や野菜を選んで買っていたのである。
東京23区住まいだったが、合鴨農法の田んぼを見学するツアーに参加したりと、今思い返せば食育を先取りしていたことになる。
無農薬の是非はさておき、今はそのような多様な商品が手に入りやすくなった。
もはや忘れ去られているほどだが、無農薬の野菜や米は、当時のサプライチェーンから言えば「常識の範囲外」だ。
自己決定権の行使が「常識を疑い、徹底的に調べ抜いて、自由を享受する」ことの好例だと確信している。
常識を的確に疑い、自発的に意思決定するためは、しつこく懐疑して調べ抜くことに尽きる。 
本を読んで学び、その上で懐疑することが何事にも代え難いのは、自由に自己決定しているからに他ならない。
影響されるのではなく、懐疑と納得を繰り返して自己決定していくことが、インサイトの原動力になるんだよね。
遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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