「オープンイノベーション」の本音と扱い方

daily0 本音たち。

オープンイノベーションの基本的な発想は、

技術やアイディアや仕組みや研究成果やライブラリをシェアし、新たな価値を創ることにある。

シンプルに言えば、これは論文の知識をシェアする学問の世界の習慣とどこも変わりない。
大学関係者や経営コンサルタントは、
「日本の大学は遊び場」だとか、
「いや実際には今の日本の大学生は勉強が大変」
といった、色々な議論を繰り返すことが好きだ。
いずれも部分的にはそれぞれ正しいが、総論で言えば、
「アカデミックスキルを鍛える、体系的なハードワークのプログラムがない」
(勉強と言えば試験対策ばかりに追われる)
ということを一切無視して話を進めている。
また議論の中で、オープンイノベーションの有効性を熱弁しながらも、
「オープンイノベーションの本質って、論文に基づく先行研究の活用と同じだよ」
という、アカデミックスキルがそのまま活用されているという発想を聞くことがない。
イノベーションを作る上での基礎として、的確にアカデミックスキルを身につけてしまえば、
これらの発想を一気に上書きしてしまうことが可能なんだよね。
的確に学ぶことがチャンスにつながる好例だ。
遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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