「外資金融と外資コンサル」の照らし方

daily0 本音たち。

「投資銀行とコンサルティングファーム以外の事業会社は、仮に外資企業と言っても三流だ。」
よく見かけるこの視点は、10年前まではギリギリ正しかった。
今となっては、とっくのとうにアップデートされていない視点だ。

投資銀行やコンサルティングファームの激務によるサービスは、
「替えが効く商品でしかない」と完全にバレている。
出身者の増加の一方、IT化の進展による自由な企業活動が台頭したために、
結果としてつまらないものに成り下がってしまったわけだ。

既にどちらのビジネスモデルも、
「(知識集約に見せかけた)労働集約」「ヒエラルキー」
という本質が浮き彫りにされた。

労働集約とヒエラルキーから逃げられないということは、
ぶっちゃけ古代のピラミッド建築と変わらない。

要は、技術のある人が新しい価値を作らないために、
中身も外見もカッコ悪くなっててしまったのだ。

もっとぶっちゃけちゃうと、
「スタートアップをゼロから組めないほうがリスクだ」
ことがバレたとも言い換えられる。

投資銀行もコンサルティングファームも、学問に立脚しているので、
そのノウハウが本を通じて流出し尽くしている。

学問に立脚しているということは、方法などいくらでも再現できてしまう。
自分でプログラミングを組めるくらいの知恵があれば十分だ。
再現できる方法を使って、面白くてかっこいいと思えるスタートアップを組むのだ。

今や、プログラミングや数学の知識差で、
事業会社やスタートアップがいくらでも圧勝できてしまう。

そんな「古臭いままリスク」を抱えているのが、
投資銀行とコンサルティングファームだと言えてしまう。

この2つは、挑戦しているように見せかけて、
実は企業の看板を使わせて問題を解くだけの、
「サラリーマン組織」なんだよね。

日本だろうと非日本語圏だろうと、この事実には大差が無い。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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