アップデートせず一方的に語り出す人は、決して少なくない。
いろいろな本や記事を読んで調べて、更に経験をリンクさせられる人は、
簡単どころか一発で「アップデートしていない」と気づける。
アップデートしていないという状態が、
剽窃と呼ばれるような自体につながることもあるし、
全く取材をせず虚偽を伝えるケースもある。
20年前の日本語圏の常識だけで発想が止まって、
懐疑心で世界の動向を探るという発想もなく、
何も挑戦していないという場合もある。
これは勤め人だろうと、作家や著述家だろうと、
時と場合によっては科学者・研究者だろうと、
実のところあまり大差がない。
これを「大学という場を経ていながら、先行研究をろくに探らない」という実情として挙げられる。
要は、知的生産を通じたアップデートが大の苦手ということである。
大教室講義や過去問回収が日常茶飯事であるような、
昔ながらの日本語圏の大学にいた人は要注意だ。
知的生産を系統的に鍛えられないためである。
これを解決するには、自分の頭を使って大量に読んで、
自分の頭で大量にアウトプットするだけでいい。
大学レベルのハードワークの基本だ。
仮に学歴がない場合でも、
高校卒業レベルの基礎知識を徹底的に読書で付けていけば、
知的水準は簡単にカバーできる。
思いのほか、こういうアップデートをしている人が日本語圏には少ない。
ここにチカラを割くだけで、実は意外と簡単に抜きん出られるんだよね。