「データ分析人材の待遇が良いのはなぜですか?転職(や就職)の求人や企業の選び方にコツはありますか?」
商業誌にFP&Aと仕組み化について連載執筆しているためか、そう聞かれることが多いので、こっそり囁いておこう。
データ分析人材の待遇相場がもともと良いのは、外資企業に必ずFP&Aがあり厚遇されているためだ。
この逆で、人材の平均年収が全ポジションで全体的に低いという状況を放置したヘナチョコ組織では、
そのノリのままBIツール活用や管理会計・FP&Aを徹底すると、
せっかく育てたデータ分析人材はあっさり辞め、ほかに移ってしまう。
というのも、FP&Aをはじめとするデータ分析人材は、
どの組織も確保に困っており、いくらでも移り先があるためだ。
待遇は最低ラインでも、
スタッフレベルで年収600万円くらいあり、
マネージャーで年収1000万円くらいを確保し、
かつ権限を集約させないと、
「えっ!転職市場だともっと評価されて待遇も良い…」
と気づいて出ていってしまう。
現実解。
逆に言えば、管理会計やFP&Aなどのデータ分析職に一度就いてしまえば、
転職でキャリアビルドすることはいくらでも可能だ。
待遇をよくしたいなら、まずは資本に近い側にいることが鉄則であり、
その通りに愚直に動けていれば自ずと待遇が良くなる。
追記。
資本から遠いコンサルだと、単なるパワポ制作やモデリング制作の代行どまりなので、対照的。
boxcox.net、遠藤武。