昨今でFP&Aが話題になっており、私もそれをコアに執筆しているが、
このポジションの面白さは「仕組み」と「データ分析」の両輪で、会社全体が丸ごと見えてしまう点にある。
売上や利益やキャッシュフローの予測に使うデータの分析、資産の投資対効果を測る分析、
それらの意思決定・実行から組織の体制づくりまでを権限を持って担うため、事業の全てに関わることになる。
「ファイナンスとは数字にまつわる物事すべてである」
と、BtoCの最大手外資企業が求人票で明確に言い切っているが、
私が最初にFP&Aを始めた外資製薬会社も、日本法人ゼロ立ち上げに関わった外資企業も、異口同音の実態があった。
業績向上に資する、全ての数字やデータや動向を見て判断し、必要に応じて体制を変えていく競技種目がFP&Aだ。
現実解。
とても権限が強く、他の全ての部門を「リソース」として動かす立場がFP&Aである。
強権を淡々と発動できるため、ちゃんと頭脳と行動を駆使することがカギだ。
追記。
仮に他部門がFP&Aを差し置いていたら、それは通常ありえないレベルの体制づくりミスか、その会社はもうじき撤退か売却というだけの話である。
ボックスコックスネット、遠藤武。